スケルトン工事とは?費用や原状回復との違いって?
テナントなどの退去時に必要なスケルトン工事とはどんなものかしっかりと理解できていますか?
今回は、スケルトン工事について解説していきます。
スケルトン工事とは?知っておきたい基本情報
オフィスの移転や店舗の閉店の際に原状回復や内装解体が必要になるケースが多いですよね。
スケルトン工事との違いはあるのでしょうか?
スケルトン工事とは?
スケルトン工事は、テナントの建物の構造以外の部分をすべて撤去する工事のことを言います。
天井や床、電気配線やエアコン、ダクトなども含めてすべてを取り除く工事です。
内装解体や原状回復工事との違いは?
スケルトン工事は内装解体工事の一種で、入居時に戻す原状回復工事か、全てを取り除くスケルトン工事のどちらかを行うことになります。
業者にテナントや店舗の工事を依頼する場合には、スケルトン工事か原状回復工事のどちらを依頼するのかしっかり決めておきましょう。
スケルトン工事のメリットは?
スケルトン工事は、建物の基礎を残すことができます。
すべて解体して作り直すよりも、時間や費用をおさえられるため、テナントで次に店舗をオープンする際にもスムーズです。
また、内装は自由に作ることができるので、デザイン一新したり、新しい設備をつけることも可能です。
閉店後に異業種に変更して開店する場合などは、メリットが多いと言えるでしょう。
スケルトン工事の費用は?
スケルトン工事の費用は、建物の構造や、内装の状況によって大きく異なります。
作業に手間や時間がかかる場合はそれだけ費用が高くなりますし、簡単に終わるのであれば安くなります。
また、工事の期間が長くなったり、繁華街のお店のため夜間に工事をする必要がある場合などは、費用が高くなります。
スケルトン工事の費用は、依頼する業者によって大きく異なりますので、一度見積りをとってみると費用を把握できるでしょう。
坪単価で費用が決まる?
スケルトン工事を行う業者によっては、坪単価で費用を定めていることもあります。
その場合は、単純に坪数で費用を把握することができます。
ただし、不用品の処理などで追加がかかる場合もあるので、見積りで内訳をしっかり確認しておく必要があります。
不用品の処分方法に要注意
スケルトン工事では、原状回復工事以上に処分する不用品が発生します。
基本的には、不用品の処分にかかる費用は見積りに含まれていることが多いですが、自身での処分が必要な場合もあるので注意しましょう。
また、産業廃棄物が含まれることもあるため、不法投棄などのリスクも伴います。
依頼した業者が、安全な方法で不用品の処理を行っているのかも事前に確認しましょう。
スケルトン工事の費用を安くするには?
スケルトン工事の費用を安くするには、中間マージンが発生しないよう、専門業者に依頼しましょう。
リフォーム業者に一括して任せることもできますが、リフォーム業者が内装解体業者を選定して工事を行うため中間マージンが発生してしまいます。
スケルトン工事のみであれば、自分で専門業者を選んで依頼するようにしましょう。
近隣への挨拶回りは必須!
スケルトン工事では、大型の機材が必要になったり、騒音が発生するため、近隣への挨拶回りが必須です。
スケルトン工事を行う前に、かならず近隣への工事の周知と許諾を行い、挨拶回りを行うようにしましょう。
スケルトン工事を行う業者の中には、挨拶回りを代行してくれるところもあります。
少しでも手間を省きたい人は、このあたりも重視して業者を選んでみましょう。
スケルトン工事は事前の確認が大事!
今回はスケルトン工事についてご紹介しました。
スケルトン工事を行う際には、事前に工事の内容は範囲を確認し、業者を選定することが大切です。
業者を選ぶ際には、見積りの内容を確認したうえで、工事の実績や不用品処分の方法も確認しましょう。